痛みの話

雑記

整形外科を受診する患者には痛みがついてまわる。

患者は2つのパターンが存在する。
不意の事故や怪我で、救急車などで病院に運び込まれる人。
外来で治療はしていたが、身体の痛みに耐えかねて手術の選択をして入院する人。

どちらにしても、とにかく痛い。
手術前でも手術後でもリハビリ中でも、痛い、痛い、痛い。
鎮痛薬を飲みながら痛みに耐えて、入院生活を送っている。

と書いてはいるが、わたしは痛みが軽い方らしい。
痛みは普通に感じるのだが、日常で出会う痛みとあまり区別がついていないのか痛みを看護師さんたちに訴えることは少ない。

ちょっとした角に足の小指をぶつける。
紙で指先を切る。
ちょっとした頭痛、肩こり、腹痛。
全部、痛い。痛いが、大騒ぎするような痛みではない。

それらの痛みとの明確な違いがみいだせない。

まぁ、手術直後はかなり強めの鎮痛薬を処方されているので、こんな呑気に痛みなんて平気なんて言っていられるのだろう。その強めの薬の名前がわたしでも知っている例のあれだったら思うと、ちょっと怖い。知らなければわたしは軽い痛みで乗り切ったという記憶だけが残るのに、知ってしまったらもう二度と手術する気はおきないんじゃないか。

手術した方が素早く確実に快方に向かうし、痛みは薬で抑えられる。
理解はしているが、できることならもう二度と手術はしたくない。これが本音だ。

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