この世には、万病に効くとの伝説の薬がある。
と、X でポストされた漫画家さんがいた。
伝説の万能薬の名は、ミスタードーナツ。大人が自分で自分を励ますのに、最適の逸品らしい。
それに呼応して、Xでは自分の好きなミスドの話題が盛り上がっていた。それを眺めながら、無性にドーナツが食べたくなった。
基本、病院は食べ物の持込みはお断りしている。しかし比較的元気な方が多い病棟なので、内緒でお見舞いの品々は持ち込まれている。入院生活の小さな潤いなので、見て見ぬふりをしてもらっているのだろう。
ドーナツは食べたいが、家族にお願いはしていない。
ミスドのドーナツは退院して、自分で選んだものを食べたいからだ。
病室のベッドの上で食べるドーナツは美味しいだろう。そして、その味は一生忘れないと思う。
それ以降、私はドーナツを食べるたびに、そのことを思い出すのだろう。少し、苦い記憶として。
だから退院したら、お腹いっぱいドーナツを食べよう。
甘い甘いドーナツには少しの苦みも似合わない。あれは、夢の食べ物なのだ。
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アメリカに長く住むと、こうなっちゃうんだって。